重い腰を上げてUbuntu 10.10にアップデートしたついでに、評判のGoogl日本語入力Mozcを入れてみた。

iBusはオン/オフがトグルキーしか設定できないしscimはEmacsで面倒なんで、例によってuim-mozcを使う。

10.10からリポジトリに入ったのでインストールは至って簡単で、オン・オフキーもuimの全体キー設定を読み取ってくれた。

uimといえば「子音の消失」と「Shift押し下げの無視」が問題になるけど、それは厳密にはuim-antyの仕様。

uim-mozcでは問題なく“(w”や“(ry”といった略語が打てるし、Shiftに至っては自動で英数モードになる。
オン/オフに[変換]/[無変換]を割り当ててる場合、Shiftで入力した英字単語を確定しなくても[変換]で日本語にもどるからibus-mozcやscim-mozcよりも英文混じりが打ちやすい。

mozcのGUI設定ツール

さて、mozcはまだAZIKローマ字配列に対応してない。

幸いに、mozicのGUI設定ツールではローマ字テーブルのインポートに対応しているのだが……

sudo apt-get install mozc-utils-gui

mozc-utils-guiをインストールして設定画面を開こうとしてもuim環境下ではエラーになってしまう。

/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog
libprotobuf ERROR google/protobuf/descriptor_database.cc:57] File already exists in database: session/config.proto
libprotobuf FATAL google/protobuf/descriptor.cc:860] CHECK failed: generated_database_->Add(encoded_file_descriptor, size):
Aborted

[システム]-[システム管理]-[言語サポート]で一時的にibusに戻し、ログインし直してから設定画面を開かなければならない。設定が終わったらまたログインし直し。

同様に辞書登録にもログインし直しが必要だ。

設定ダイアログ
/usr/lib/mozc/mozc_tool –mode=config_dialog
辞書ツール
/usr/lib/mozc/mozc_tool –mode=dictionary_tool

これはかなり面倒くさい。
取り敢えず難読姓名が家訓の我がファミリー全員を登録してあとは様子をみるしかないか。

AZIKテーブルのインポート

AZIKのローマ字テーブルはこちらで配布されていた。

ただ、設定上限のあるATOK用テーブルをベースにしているため、「殆ど使わないだろう」と思われる組み合わせは削除されている。

その「使わない」という判断は人それぞれなので、自分にとっては必須な入力パターン(KYA系の拗音)がゴソッと抜けていた。

ということなので、本家の解説を元にテーブルを作り直した。

Google日本語入力用ローマ字テーブル(フルバージョン)

mozcではテーブルの抜けなく読み込めたもよう。

なお、ATOKベースではTYAが「てゃ」になっていたが「ちゃ」に戻した。
「ちゃ」はCAで打つから自分には損得ないんだけど、そもそも「てゃ」なんて打たないし。AZIKの基本原理は「吃音以外は通常のローマ字入力のまま」で導入が楽というところが最重量だと思うんで。……気に入らない場合は編集してから読み込んでくらはい。

  1. [システム]-[システム設定]-[言語サポート]で[ibus]を選択
  2. ログアウトしてログインし直す
  3. ターミナルで /usr/lib/mozc/mozc_tool -mode=cofig_dialog を実行
  4. ローマ字テーブルの[編集]ボタンをクリック
  5. 新たに開いた画面の[編集]ボタンのプルダウンから[インポート]を選択
  6. GOOGLE_AZIK_FULL.txtを選択して、「上書きしますか?」に[OK]
  7. 設定画面を[OK]で閉じる
  8. [システム]-[システム設定]-[言語サポート]で[uim-systray]に戻す
  9. ログアウトしてログインし直す

面倒くさいぞ(w

.

.


別解

iBusにパッチを当てて有効/無効を個別のホットキーに割り当てるという選択肢もあり。

辞書登録が頻繁に必要ならこっちだけど、すでに記事からはiBusのバージョンがあがってるので敷居は高いかも。

.

.


おまけ

mozcとは関係ないけど、uim-anthy-azikにおいて子音問題を解決する方法について、具体的に書かれた記事がないようなのでメモ。

たいていは普通のローマ字テーブルに対する設定が紹介されているので、そのままではAZIKテーブルでは問題が解決しない。

~/.uimを以下の通り作成すればAZIKで末尾子音が消えなくなる。最後のコメントを外すと普通のローマ字テーブルも合わせて修正。

本格的にmozcに移行することに決めたんで、どうでもよいメモになったな(w

(require "japanese.scm")
(require "japanese-azik.scm")
(define ja-rk-rule-hoge
	(map
	 (lambda (c)
	   (list (cons (list c) ()) (list c c c)))
	 '("b" "c" "d" "f" "g" "h" "j" "k" "l" "m"
	   "p" "r" "s" "t" "v" "w" "x" "y" "z"
	   "A" "B" "C" "D" "E" "F" "G" "H" "I" "J" "K" "L" "M"
	   "N" "O" "P" "Q" "R" "S" "T" "U" "V" "W" "X" "Y" "Z")))
(if (symbol-bound? 'ja-rk-rule-hoge)
    (set! ja-azik-rule (append ja-rk-rule-hoge ja-azik-rule)))
;(if (symbol-bound? 'ja-rk-rule-hoge)
;    (set! ja-rk-rule (append ja-rk-rule-hoge ja-rk-rule)))

コメントを残す

*